可憐で清楚、ひっそりと咲くホトトギス
花に赤紫色の斑点がありますが、野鳥のホトトギスの胸の模様にそっくりとのことから、この名前がついたようです。 恋人を呼んで鳴きつづける鳥の姿と重ね合わせると一層美しく見えます。
秋山晴緑(あきのやまは みどりにはれる)という言葉がありますが、日本の紅葉の美しさは、“野山を錦繍で彩る”といわれますが、木々が様々な色を織りあげてきらめくさまは、宝石にもたとえられるほど色鮮やかです。
もみじは紅、朱、黄の色をもみだすように色づくことから「もみず木」が語源といわれ、本来は木が紅葉、黄葉している状態を示す言葉のようです。 又、きれいな紅葉で知られる「イロハモミジ」、これは葉が七つに分かれていて切れめが イロハニホヘト と七つ数えられることからの命名との事。
秋も深まる頃、青く高い空に、まぶしく輝き銀杏黄葉(イチョウモミジ)の世界を作ってくれます。漢名の公孫樹(イチョウ)は種をまいて孫の代に実がなることに由来しています。